キアラさんは「娘の奇跡の誕生に興奮しながらもホッとした」と明かしていた。
その後、アリアナちゃんは普通の子と同じようにすくすくと成長しており、先月末には生後9か月になり、哺乳瓶を短い手で挟むようにして支えることができるほか、座っていることも可能だという。さらに最近は寝返りも打てるようになり、3月には初めて「ママ」と言えたそうだ。また片方の脚の先には小さな足が生えていて動かすこともでき、短い腕を振ることも可能で、両親は近い将来、補装具の装着を考えているという。
キアラさんは、「義手は少なくとも1歳にならないとつけられないの。でもあの子はとてもよくやっているし、意志が強いのよ…。おしゃぶりが落ちた時なんて、自分で口の中に戻そうとするくらいなの!」と目を丸くし、このように述べている。
「あの子がハッピーな限り、私も幸せなの。それに娘はどんな姿であっても美しいわ!」
そんなキアラさんは昨年10月、「アリアナ&キアラ」というアカウントでTikTokを開始し、現在フォロワーは10万人を超えている。それでも当初は、ヘイターからのネガティブなコメントが相次いだそうで、キアラさんは「そういったコメントは無視するようになった」と語り、こう続けた。
「ヘイターの中には、アリアナのことを『フランスのファッションデザイナー、ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)の香水のボトルのよう』と言ってくる人もいてね。最初は傷ついたけど、娘には『世界中のみんなが残酷なわけではない』と伝えたい。それにヘイターは娘の体が麻痺していると思っているようだけど、あの子は普通の子がすることは何でもできるのよ。」
なおSNSには、「最初から困難な人生と分かっていながらなぜ産んだの? 自分勝手よ」「中絶すべきだった」「政府からの補助金が欲しいのでしょう」「あなたはこの子を一生涯、世話しなくてはならないわよ」といった厳しい声があがっている。一方で、テックインサイト編集部からはアリアナちゃんの幸せを祈るメッセージを届けており、次のような温かいコメントも寄せられている。
「なんて美しい赤ちゃんなの!」
「現代医学なら、完全な補装具で幸せな人生を送ることができるよ。」
「障がいがあるからといって、その子が幸せな人生を送れないわけではない。」
「困難が待ち構えていても、それが悪い人生であるとは言えないよ。」
「幸運と幸せを祈る。」
「愛情いっぱいの家庭! 家族に幸あれ!」
ちなみに昨年には、生まれつき腕がなく、胴から不完全な状態の手が生えた女性のTikTokの投稿が注目された。女性は“恐竜”と呼ばれることもあるそうだが、「前向きに楽しく」をモットーに人々に元気と勇気を届けている。
画像は『Daily Mail Instagram「Internet trolls branded the mother of baby Arianna」』『The Sun 「MIRACLE BABY Cruel trolls say I’m selfish for having my baby because she was born without limbs – she’s beautiful no matter what」(Credit: Kiara Duprey)』『Deborah Look No Hands TikTok「Woohoo!」』『The Mirror 「Baby born with tumour bigger than her now thriving after parents refuse abortion」(Image: MDWfeatures/ Lenai Schier)、「‘Spider girl’, 2, has two extra arms and legs sticking out of her waist」(Image: Jam Press Vid/Rare Shot News)』『Beating the Odds with Callie and Carter Facebook』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)