3人がかりでやっと取り外されたという。店のオーナーであるアミット・グレウォールさん(Amit Grewal)は、「私はカウンターにいて、最初は金属が転がるような音しか聞こえませんでした。ただの風だと思っていたのですが、突然“バンッ”という大きな音がしたんです」と明かしており、店内にいた全員が、刃がぶつかった衝撃を感じるほどの勢いだったと話す。
一方、シェーンさんが数秒でも店内に入るのが遅ければ、鋭い刃が直撃していたはずだ。この事実を知ったシェーンさんはその夜、眠ることができないほどだったそうで、こう話している。
「一晩中泣いていましたよ。当時は本当に恐ろしかったですし、店の中で震えていました。話せるようになるまで、少し時間がかかりました。あんなものに触れてしまっていたら、間違いなく命を落としていたでしょうね。」
間一髪で命拾いをした瞬間を捉えた動画が公開されると、「きっと神様が守ってくれたんだね」「誰かが亡くなっていてもおかしくない状況だ」「運が良すぎるから、宝くじを買った方がいい」など、シェーンさんの幸運ぶりに驚きの声が寄せられた。
シェーンさんの子どもたちもこの動画を見て、もう少しで父親を失いかけた事実にショックを受けていたそうだ。シェーンさんが帰宅すると、互いに泣きながら強くハグをしたという。
当時、工事現場ではガス漏れの修理が行われており、ガス会社「ノースウエスト・ナチュラル・ガス(Northwest Natural Gas)」と契約した2社が作業を請け負っていた。事故原因は明らかになっていないが、事故を目撃した業者から「ボルトが外れたか、オペレーターのミスにより刃が外れた」という証言があったと報道されている。
ノースウエスト・ナチュラル・ガスは、現場で作業していた請負業者が今回の事故に関与しているとしており、「請負業者の見直しを行っており、該当の請負業者を他の事業から外しています」とコメントを公表している。
今回は非常に危険なものが飛んできたが、昨年9月には、コンビニエンスストアに入ろうとした男性の頭に、ハトが直撃した瞬間を捉えた動画が話題を呼んだ。この男性は「羽毛枕で殴られたようだった」と当時を振り返っていた。
画像は『New York Post 「Oregon man narrowly misses being sliced in half by runaway sawblade: shocking video」(KEZI)』『The Mirror 「Terrifying moment elevator almost chops off man’s head before he dives backwards」(Image: Telegram)』『LVMPD X「As you can see in this video, both worked with only seconds to spare before the vehicle went up in flames.」』『De Standaard 「Man (23) die vrouw op metrospoor duwde aangehouden voor poging tot doodslag」』『MPR News 「Child safe after getting into Twin Cities airport baggage system」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)