アンジェリーナはブラッドとの結婚生活が破綻して以来、1億ドル(約154億5千万円)近くを受け取ったという。その資金は、ローンや養育費、贈与、ブドウ園の50%の株(そのうちの10%はブラッドからの贈与)を売却して得た数百万ドル(数億円)によるものだ。
ブラッドに近い情報筋によると、アンジェリーナは最近、生前のアンディ・ウォーホルが米マンハッタンに所有し、以前は月額6万ドル(約930万円)で賃貸されていたスペースを引き継ぐ契約を結ぶのに十分な資金を持っていたという。アンジェリーナは自身のファッションブランド「アトリエ・ジョリー」の店舗として使用するため、この物件を8年間借りる契約を結んだと報じられていた。
アンジェリーナの主張に関して、ある情報筋は「彼女はブラッドに骨の髄まで吸い尽くされたと言ってますが、これは逆です」とブラッドを擁護し、こう続けた。
「ブラッドは元妻を破滅させようとするどころか、アンジェリーナが執念深く見えるにもかかわらず、彼女を支援し、経済的に援助するよう、身を粉にしているように見えます。」
当初、ブラッドはアンジェリーナが所有する株式を買い取り、ブドウ園を一族に残すことに興味を示していた。しかし裁判が泥沼化し、この取引は頓挫した。
アンジェリーナは2022年10月、ブドウ園売却をめぐる法廷争いに関する法的書類を提出した際、ブラッドが2016年に自家用機内でアンジェリーナや子供達に対して暴言や暴力を振るったと主張していた。
そして今回、彼女が提出した新たな法的書類では、ミラヴァルとの取引が破綻したのは、ブラッドが家族に対する過去のDV疑惑を隠蔽するため、秘密保持契約(NDA)にこだわったためだと非難している。
2人の長期化した離婚バトルとともに発生したワイナリーをめぐる争いは、百年戦争終戦後に発生したイングランド中世封建諸侯による内乱「Wars of the Roses(薔薇戦争)」を皮肉り、「The War of the Rosés(ロゼ戦争)」と呼ばれている。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)