アメリカのある家庭で飼われている元保護犬が、救出から現在の家族のもとで幸せに過ごすまでを捉えた動画が公開され、注目を集めている。犬は1年前の18歳の時、前の飼い主が安楽死させるため動物保護団体の施設に連れてきたという。動画には不安な表情を浮かべ、自分の命を終わらせようとする飼い主の足元に擦り寄る犬の姿が映っていた。米ニュースメディア『Newsweek』が伝えている。
米ノースカロライナ州シャーロット在住のクリッシー・エルダーさん(Chrissy Elder)が現地時間11日、現在19歳になるオスの元保護犬“シーモア(Seymour)”の動画を投稿し、多くの人に感動を与えた。クリッシーさんは1年前の2023年1月11日、地元の動物保護団体「Forgotten, Now Family Rescue」からシーモアを引き取った。
クリッシーさんは、かねてから同団体へ何度も足を運び、犬の保護活動に協力してきたようだ。クリッシーさんの投稿によると、当時のシーモアは高齢のせいか足元がおぼつかず、体のいたるところに皮膚病による腫瘍があり、異臭を放っていたという。
そんなシーモアの世話を飼い主は諦めてしまったようで、安楽死させるために同団体の施設に連れてきたそうだ。シーモアは初めて来た場所に怯えているせいか、飼い主が自分の命を絶とうとしていることも知らず、その足元に寄り添っている。この時にシーモアと出会ったクリッシーさんは、