ペットの幸せは飼い主に左右されるといっても過言ではないが昨年、アメリカで飼い主に飼育放棄され外に繋がれっぱなしの犬がいた。繋いでいたロープは犬の脚に絡まり、苦痛から逃れようとした犬はロープを解くため自らの脚を噛み続けていたという。『The Mirror』『People.com』などが伝えている。
昨年8月、米ミシガン州サギノー郡のある家で飼われていた犬が動物管理局「Saginaw County Animal Care and Control」によって保護された。その地域を配達ルートにしていた郵便局員が、裏庭に繋がれ苦しそうにしている犬に気づいて通報したという。
保護された犬は1歳ほどの雌のアメリカン・ピット・ブル・テリアで、“ベラ(Bella)”という名前だと判明した。飼い主は餌も水も与えず、裏庭に繋ぎっぱなしにしたままベラを放置していたという。ベラを保護した動物管理官のデシー・セージ氏(Desi Sage)によると、後ろ脚には繋がれていたロープが絡まり、それを解こうと必死に自分の脚を噛み続けていたことからベラの左の後ろ脚はすでに失われた状態だったそうだ。
セージ氏は「その日、裏庭に入ってベラを見た時は想像を絶するような状態に胸が締めつけられる思いでした。でもベラは命を落としてもおかしくない状況を乗り越えることができたのです」と語っている。そして地元メディア『MLive.com』が今年1月に伝えた内容によると、