米オクラホマ州で先日、庭で用を足していた愛犬がコヨーテに襲われた。無防備なところを狙われた犬は絶体絶命の状況だったが、一緒に暮らしている黒猫が現れ、威嚇して見事にコヨーテを追い払った。犬はコヨーテに噛まれて大ケガをしたものの、黒猫のおかげで命に別状はないという。黒猫がとった驚きの行動に、飼い主は「今までで一番クレイジーな出来事でした」と驚いていると、米ニュースメディア『ABC27』などが伝えた。
今回大活躍したのは、米オクラホマ州エドモンドに住むレーン・ダイアーさん(Lane Dyer)が飼っている黒猫“ビンクス(Binx)”だ。昨年11月30日、レーンさんの愛犬でハバニーズという小型犬“オークリー(Oakley、6)”が、トイレのために庭へ出ていた。
当時の様子を監視カメラが捉えており、夜だったため画面奥が暗闇に包まれているのが確認できる。レーンさんの自宅の庭は囲いがなく、そのまま森へと続く構造になっている。そんな開放感のある庭の中央に向かっていたオークリーは、ちょうど良い場所を見つけると、その場で用を足し始めた。ところがその直後、暗闇の中からコヨーテが現れてオークリーを襲った。
オークリーは逃げようと駆け出したが、コヨーテに噛みつかれてしまった。画面奥からもう1頭のコヨーテが庭にきており、オークリーは暴れて必死に抵抗するが、コヨーテの力には勝てないのか逃げ出せずにいる。しかしこの数秒後、画面左上から小さな黒い影が現れた。この影こそがビンクスで、オークリーを助けるためにコヨーテを威嚇し始めたのだ。
カメラが少し遠いが、ビンクスは背中を丸めて威嚇している。予期せぬ敵に驚いたのか、またはビンクスの並々ならぬ雰囲気に圧倒されたのか、2頭のコヨーテはオークリーを放して飛び退いた。その隙にオークリーは家の中に駆け込み、