米ハワイ州ハワイ島ヒロの歩道で今月16日、40代のホームレスの女が赤ちゃんを出産し、へその緒が付いたまま引きずる姿が目撃された。現場はレストランの目の前で、赤ちゃんは通報を受けて駆けつけた救急隊員の処置を受けて病院に搬送された。ハワイのニュースメディア『Hawaii Tribune-Herald』などが報じた。
ハワイ島の政治・産業の中心地ヒロの歩道で16日午後5時15分頃、ホームレスのアシュレイ・アイリーン・マイレ・ラム(Ashley Aileen Maile Lum、41)が女児を出産した。
目撃者の話では、アシュレイは出産後、へその緒が付いた女児を引きずりながら歩き始めたそうで、現場には通報を受けた警察官や消防隊員が駆けつけた。
そして救急隊員は小さな赤ちゃんを引きずるアシュレイを発見し、歩道でへその緒を切り、女児に必要な処置を行った。女児は呼吸していたものの身体を動かすことはなかったそうで、「ヒロ医療センター(HMC)」の緊急治療室に救急車で搬送された。
ハワイ郡警察署長で東ハワイ犯罪捜査部の指揮にあたるリオ・アモン=ウィルキンス氏(Rio Amon-Wilkins)によると、現場は人気レストラン「Pineapples」の目の前で、たくさんの人が彼女の行動を目撃し成り行きを見守っていたそうで、このように述べた。
「ありがたいことに赤ちゃんの命は救われました。当直の小児科医によると、赤ちゃんは元気だったそうです。医師はアシュレイがおおよそ妊娠38週と推測しており、赤ちゃんは十分生存可能だったのです。」
一方でアシュレイは、