動物園で飼育されている動物に人間が襲われるという事故は、その多くが動物に近づきすぎたことにより起きている。このほどパキスタンの動物園で、トラの囲いの中へ侵入した男性が、職員によって遺体で発見された。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
パキスタンのパンジャーブ州バハーワルプルにある「バハーワルプル動物園」で現地時間6日午前11時30分頃、飼育場所の清掃のためにやってきた職員のイナヤット・マシさん(Inayat Masih)が、トラの囲いの中で男性の遺体を発見した。
遺体の所持品から、亡くなったのは同州ラホール出身のムハンマド・ビラーワル・ジャヴェッドさん(Muhammad Bilawal Javed)と判明しており、『BBC(英国放送協会)』のウルドゥー語版によると、イナヤットさんは囲いの中にいるトラが靴をくわえていることに気づき、中を調べてみたところ血まみれのムハンマドさんの遺体があったという。
遺体にはトラに襲われたとされる爪痕が残されており、他に注射痕も見つかったことから、彼が薬物の常習者だったことが分かっている。なお、パキスタンのニュース番組『Geo News』の映像には、