動物園で柵を越えたり、規定以上に動物に近づいたりして問題を起こす来園客が後を絶たない。このほどガーナの動物園で、ライオンが飼育されているスペースの柵を越えて侵入した男性がライオンに襲われて死亡した。地元メディア『MyJoyOnline.com』では、男性が子ライオンを盗もうとしていたのではないかと伝えている。
西アフリカのギニア湾に面するガーナ共和国のアクラ動物園は、動物たちと触れ合えることで地元でも人気だ。そんな人々の憩いの場でもある動物園で現地時間8月28日午後12時頃、ライオンの囲いに侵入した男性がライオンに殺されるという衝撃的な事故が起きた。
当時、動物園内を巡回していた職員がライオンのいる囲いの中で負傷した30代と見られる男性を発見した。男性はライオンと来園者を隔てている10フィート(約3メートル)の高さの安全柵を乗り越えた後、さらに内側にある20フィート(約6メートル)の高さの柵を乗り越えて侵入したもようだ。
『MyJoyOnline.com』によると、男性はライオンに襲われて死亡し、遺体安置所に運ばれて警察の調査が開始されたという。今のところ男性がライオンの囲いに侵入した動機は分かっていないものの、ライオンの囲いの中には雌と雄が1頭ずつに子ライオン2頭がおり、