もし自分がキツネで、全く知らない人間の家に迷い込んでしまったらどこに隠れるだろう…。英ロンドン郊外の家にやってきたキツネが選んだのは、暗くて狭い洗濯機の中だった。『Metro』などが、あるカップルの家にひょっこり現れたキツネのエピソードを伝えた。
英ロンドン南部ストリーサムに住むナターシャ・プラヤーグさん(Natasha Prayag)は先日、1歳3か月の娘を連れてパートナーのアダムさんの実家で数日を過ごした。そして夜遅くに自宅に戻ったところ、珍しい訪問者に気付き目を疑った。
ナターシャさんは「家のドアを開け放しにして、車から荷物を降ろしていたのですが、ふと玄関に目をやると廊下に1匹のキツネがいたのです」と当時を振り返り、このように続けた。
「キツネは私たちが気付かないうちに、開いていたドアの隙間から家の中に入ってしまったのでしょう。目が合うと、さらに奥へと入ってしまいました。」
「最初は驚きとショックで動揺していた」というナターシャさんだが、それは次第に好奇心へと変わり、アダムさんと一緒に家の中に迷い込んでしまったキツネを探すことにしたという。
ナターシャさんはその時の様子についてこう明かしている。
「廊下が暗かったので『あれは本当にキツネだったのかしら?』と確認したい気持ちもあって、まずキッチン周りを探しました。アダムは床まであるブラインドの裏や食器棚の中まで覗いていましたが、キツネはどこにも見当たりませんでした。」
「そうしているうちにキッチンの一番隅にある洗濯機の中から、2つの耳が出ているのをアダムが見つけたのです。洗濯機のドアは開いていたのですが、キツネは暗くて狭い空間なら安全だと思ったのでしょう。私たちは何枚か写真を撮った後で、キツネを外に逃がすことにしました。」
実はナターシャさんは当初、キツネの保護活動をしているチャリティ団体「フォックス・プロジェクト」に連絡するか、近所に助けを求めようかと思ったそうだが、