米メイン州ウィンター・ハーバーに住む5代目ロブスター漁師、ジェイコブ・ノウルズさん(Jacob Knowles、30)が飼育する、2色の体と2つの性を持つロブスターが注目されている。個体は先月中旬に捕獲されたそうで、ジェイコブさんは「他のロブスターの助けを借りずに、自家受精が可能なのではないか」と日々、ワクワクしながら観察しているという。米ニュースメディア『Inside Edition』などが伝えた。
米メイン州の沖合で先月中旬、ロブスター漁師、ジェイコブ・ノウルズさんが捕獲した2色の体と2つの性を持つロブスターの“ボウイ(Bowie)”がSNSを騒がせている。
ボウイは体の左側が青、右側がオレンジ色をしており、青側が雄、オレンジ側が雌という非常に珍しい個体で、7歳から漁に出ているジェイコブさんでも「これまでにたくさんの珍しいロブスターを捕獲したけど、こんな個体は見たことがない」と興奮冷めやらぬ様子だ。
TikTokに270万人、Instagramに59万人のフォロワーがいるジェイコブさんは当初、ボウイをペットとして飼育するか、それとも海に戻すか迷ったそうだが、フォロワーらの投票で飼育することに決めたという。またボウイという名前は、左右の目の色が違うオッドアイと、性に奔放だったイメージが強いロックスターの故デヴィッド・ボウイにちなんで名付けられたそうで、フォロワーから絶大な支持を得たそうだ。
そうしてジェイコブさんは先月、海に沈めた大きなケージの中でボウイの飼育を始めていたが、ハリケーンの到来で安全の確保ができなくなり、自宅の車庫に設置した大きな水槽へと移動した。ボウイの飼育に関しては、メイン州バー・ハーバーの海洋博物館のバックアップを受けているそうで、水槽も寄贈されたものだという。
ジェイコブさんの今の目標は、「ボウイが自分の精子と卵子で自家受精し、産卵することができるかどうかを見届けること」だそうで、