「息子の口におしゃぶりが詰まってしまうなんて想像もしていませんでしたし、映像を見ている時は、恐ろしくて息が止まりそうでした。夫に映像を見せたところ、おしゃぶりの安全性について話すようになりましたが、他の保護者もおしゃぶりの安全性を考えるきっかけとなればと思い、シェアすることにしました」と経緯を説明した。
この動画を自身のプラットフォームでシェアしたニッキーさんは、かつて救急隊員として働いており、様々な事故を経験してきたという。だが、今回のケースは初めて目撃したことから、多くの保護者に注意喚起するため公開したそうだ。コメント欄には、「動画を見ているだけで辛い」「うちの子も同じようになってしまったことがある」「おしゃぶりも成長とともに変えてあげないとね」「これから、寝ている時にはおしゃぶりを与えないようにしよう」など、おしゃぶりの危険性を再認識した人々の声が寄せられていた。
赤ちゃんにはそれぞれ個性があるため、その子にあったおしゃぶりを選ぶのは難しいそうだが、ニッキーさんは安全なおしゃぶりを選ぶためのポイントを解説している。
まず、おしゃぶりの円盤部分に4ミリ以上の穴が最低でも2つ開いているものを選ぶことを推奨している。穴があることで万が一、赤ちゃんがおしゃぶりを飲み込んでしまっても、この穴を通じて呼吸ができる。また、円盤部分は赤ちゃんの口にすっぽりと入ってしまわないような大きさのものを選ぶと良いそうだ。
他にも、おしゃぶりにリングなど掴むことができる部位があると良いという。これは赤ちゃんがおしゃぶりを飲み込んでしまっても、親がリングを使って口からすぐに取り出すことができるからだ。
また、口にくわえる部分に穴が開いていると、そこから雑菌が繁殖する可能性もあるため、破れたり穴が開いたりしていないかの確認も重要であると、ニッキーさんは指摘する。さらに、口にくわえる部分が長すぎるとむせてしまう原因にもなるため、最大で35ミリの長さのもの選ぶように推奨している。
なお、テックインサイト編集部ではニッキー・ジャーカッツさんに、ベビーモニターの映像を保護者への注意喚起として公開するに至った経緯や、元救急隊員のキャリアから他にも親が気をつけなければならないケースなどをうかがうべく取材を申し入れている。
画像は『The Sun 2023年10月25日付「HAZARD ALERT Heart-stopping moment baby nearly chokes on a dummy as ex-paramedic issues urgent warning」(Credit: Tiny Hearts Education)』『Tiny Hearts 2023年10月24日付Instagram「Yesterday night we shared a video of a baby that was choking on a dummy.」』『WalesOnline 2019年1月30日付「Mum’s long hair started choking her baby as they lay in bed」(Image: Emma Lewis Chipili)』『The US Sun 2021年1月3日付「‘SHE’S NOT BREATHING’ Baby girl dies as dad finds ‘puppy lying on’ 4-month-old & says ‘my baby ain’t breathing’ in agonizing 911 call」(Credit: GoFundMe)』『New York Post 2023年9月5日付「Four-year-old Florida twins suffocate in toy chest, leaving family shattered」(GoFundMe)』『Mirror 2020年10月13日付「‘Loving’ boy, 2, tragically died after accidentally hanging himself on blind cord」(Image: Lauren Grimshaw / SWNS.COM)』『Nicole Johnson Goddard 2019年2月24日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)