キャサリン皇太子妃が、バッキンガム宮殿で開催された韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫妻を歓迎する国賓晩餐会に出席した。この日、皇太子妃の頭上で輝いていたのは、エリザベス女王の母エリザベス皇太后(クイーンマザー)が所有していた「ストラスモア・ローズ・ティアラ」だった。このティアラはクイーンマザーが最後に着用した1930年代以来、保管庫に保存されており、公の場で披露されるのはおよそ90年以上ぶりのこととなった。
現地時間21日夕刻、バッキンガム宮殿のボールルーム(舞踏室)で、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人を歓迎する国賓晩餐会が開かれた。
レッドカーペットが敷かれた会場では、晩餐会を主催するチャールズ国王とカミラ王妃に続き、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、王室上級メンバー、リシ・スナク英首相らが160名以上のゲストをボールルームに案内した。
この日、キャサリン皇太子妃は白いロングドレスを纏い、韓国のチュ・ギョンホ(秋慶鎬)副首相兼企画財政相をエスコートした。
ドレスは「ジェニー・パッカム(Jenny Packham)」によるもので、キャップスリーブにゴールドの花柄刺繍が施されている。
ドレスの左胸には、若き日のエリザベス女王の肖像画を黄色いリボンで装飾した“ロイヤル・ファミリー・オーダー”と呼ばれるブローチをつけ、右肩からは2019年に女王から授与された“ロイヤル・ヴィクトリア勲章(Royal Victorian Order)”の青いサッシュと星章をつけていた。
耳には女王が所有したダイヤモンドのイヤリングをつけ、