黙とう直後には国王が英国を代表して最初の花輪を献上した。
英国軍最高司令官を務める国王は英国空軍元帥の軍服を着用し、グレートコートの襟に赤いポピーのバッジをつけ、片手には剣を持っていた。
チャールズ国王の花輪は、2枚の異なる生地を貼り合わせた“ボンディング生地”によるオープンスタイルの赤いポピーが41輪あしらわれ、国王のレーシングシルク(競走馬の騎手の勝負服)に使用される緋色と紫色、金色を配したリボンが装飾されていた。
花輪を捧げた後、国王は慰霊碑に向かって敬礼を捧げた。その後、英陸軍ザ・ライフルズ連隊のオリー・プランケット少佐が、カミラ王妃の代理として花輪を献上した。
カミラ王妃はキャサリン皇太子妃とともに、セノタフの隣にある外務・英連邦・開発省ビルのバルコニーに立ち、セレモニーの様子を見守っていた。
そしてウィリアム皇太子、アン王女、エディンバラ公エドワード王子が花輪を捧げた後、リシ・スナク英首相、労働党のキア・スターマー党首、内閣のメンバーらが儀式に参加した。
その後、英国海兵隊軍楽隊とバグパイプ隊が演奏を始め、軍隊のメンバーが花輪を献上した。この日はあいにくの雨に見舞われたが、セレモニーの後にはホワイトホール大通りで退役軍人らによるパレードが行われた。
画像は『The Royal Family 2023年11月12日付Instagram「The King, as Commander in Chief of the Armed Forces, salutes The Cenotaph」』『The Royal Family Channel 2023年11月12日付X「King Charles Leads The National Service of Remembrance in London.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)