エリザベス女王(95)が腰を痛めたため、ロンドンで開催した「リメンバランス・サンデー」の式典への出席を断念した。例年のように女王がバッキンガム宮殿のバルコニーに登場する姿は見られず、チャールズ皇太子が代理で記念碑に花輪を捧げた。
現地時間14日にロンドンの戦没者記念碑“セノタフ(The Cenotaph)”前で毎年恒例の戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」が開催された。
この日、バッキンガム宮殿は声明で「女王は腰を痛めました。そのため今朝、誠に残念ながら、本日セノタフ前で開催するリメンバランス・サンデーの追悼式典には出席しないと決断しました。女王はこのことを非常に残念に思っています」と伝えた。
式典では例年と同様にチャールズ皇太子が女王の代理として戦没者記念碑に花輪を捧げ、カミラ夫人やウィリアム王子・キャサリン妃夫妻、エドワード王子・ソフィー妃夫妻、アン王女らも通常通り出席した。
エリザベス女王は現地時間10月20日に予備検査のため一晩入院した後、医師からの助言を受け、今後しばらくは対面式の公務を行わずに休養期間に入ることが発表されていた。ただし軽いデスクワークやオンライン公務などは許可されている。
当初、宮殿は追悼式典に関し「出席することは、女王の確固たる意志であることに変わりありません」と発表。休養後初めて、