ブラジルの首都ブラジリアで17日午後4時20分頃、線路を渡るバスに貨物列車が衝突し、37歳の女性が死亡、5人が重軽傷を負った。亡くなった女性はバスの窓から投げ出され、貨物列車に轢かれて体が切断されていたという。英ニュースメディア『The Daily Star』などが伝えた。
乗っていたバスから投げ出されて亡くなったのはジュリア・デ・アルバカーキ・ヴィオラトさん(Julia de Albuquerque Violato、37)で、ブラジリア連邦直轄区の都市タグアティンガにあるチャリティショップに衣服を届けるところだった。
当時の様子を捉えた動画では、バスが線路上をゆっくり通過していくのが見て取れ、貨物列車はバスに衝突するかなり前から警笛を鳴らしているのが分かる。しかしバスは線路を渡り切れず、線路上に車体後方、約3分の1を残した状態で貨物列車が突っ込んだ。
バスは衝撃で貨物列車と並行になり、しばらく進んだ後に停止しているが、消防隊員によると、ジュリアさんは割れたバスの窓から投げ出され、貨物列車に轢かれて体が真っ二つに切断されたという。
バスの運転手は事故後、ショック状態で病院に搬送されたものの怪我はなく、翌日には退院している。アルコールは検出されておらず、事故後は文民警察にこう話したという。
「事故当時、道路は渋滞していて前後を2台の車に挟まれた状態で線路の上で停まってしまった。そして気付いた時には貨物列車が迫っていた。」
「バスは新規登録から10年以上が経過した古いもので、加速することができなかった。」
しかしながら、近くにいた目撃者が撮影した動画を見ると、