米ワシントン州で今年9月末、中国出身の女(26)がポルシェを時速160キロ超で運転して事故を起こし、同乗していた男性が死亡した。女は当時、飲酒運転だったとみられており、先月に「危険運転致死傷罪」の容疑で逮捕状が出されていたが、すでに中国に飛び立った後だったという。最近になって公開された動画とともに米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
ワシントン州キング郡ベルビューで9月30日午前4時頃、中国出身のティン・イエ(Ting Ye、26)が運転していたポルシェ911(2020年製)のコントロールを失い、道路脇のコンクリート製バリケードに衝突した。
当時の交通カメラの映像では、ポルシェが白い煙を上げながら90度回転し、横滑りの状態でバリケードに衝突しているのが分かり、宙で何度か回転すると転覆したという。
その後の調査で、ティンは幹線道路を時速160キロ超(100マイル)で運転していたことが明らかになっており、事故から約45分後に駆けつけた救急隊は「ティンから強烈な酒の臭いがしていた」と語ったそうだ。
一方で同乗者のヤバオ・リューさん(Yabao Liu、27)は現場で死亡が確認され、ティンは当時、取調官に対して黙秘権を行使したまま、シアトルのハーバービュー・メディカル・センター(HMB)に入院した。
ところがティンは意外にも軽傷で、