NHKは10月6日、今年の『紅白歌合戦』のテーマを「ボーダレス」と公表した。司会者にお笑いタレントの有吉弘行を抜擢したのもひとつの試みだろう。女優の橋本環奈と浜辺美波も司会者を務めるという。当の有吉はパーソナリティーを務めるラジオ番組で『紅白』に触れると、「リスナーは絶対見てほしい」とキッパリ言い切った。ただし、その言葉の裏には有吉ならではの下心が透けて見えた。

ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、今年の『紅白歌合戦』はジャニーズ事務所に所属するタレントの出演が激減すると見られている。NHKは、それに代わる目玉をどうするか注目されるなか、有吉弘行が司会を務めることを発表した。その抜擢理由について「紅白に新しい風を吹き込んでくれることを大いに期待しています」としている。

橋本環奈は昨年の『紅白』で大泉洋と司会を務め、堂々とした進行ぶりが話題になった。彼女はバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』（TBS系）に何度かゲスト出演しており、有吉とはビールジョッキで乾杯した間柄だ。また、橋本と浜辺美波は一緒にテーマパークで遊ぶほど仲が良いことで知られる。

何よりラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』（JFN系列）を通した3人のつながりが興味深い。有吉が、リスナーから寄せられた“橋本環奈”や“浜辺美波”が登場する妄想ストーリーを紹介する企画が名物となっているからだ。『紅白歌合戦』公式サイトでは、有吉弘行のプロフィールに2010年から『サンドリ』でパーソナリティーを務めていることを紹介しており、