ジャニーズ事務所は9月・10月と二度の会見を開き、ジャニー喜多川氏の性加害を認め、会社名を変更することを発表した。ニュース番組やワイドショー番組などもその話題で持ちきりだが、一方でマスコミがこれまでジャニー喜多川氏の性加害問題をほとんど取り上げなかった“業界の闇”が問題視されている。ワイドショーに出演する芸能人たちからも「本当に忖度はなくなるのか」を真剣に考えるべきだという声が出始めた。そんななか『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、MCの和田アキ子をはじめ、制作サイドにも戸惑いが感じられた。
ジャニーズ問題については、ジャニー喜多川氏による性加害が断じて許せないことは衆目の一致するところだろう。しかし、これまで何度か被害者から告発があり、裁判にまでなりながらマスコミは長年にわたって大きく取り上げてこなかった。ところがここにきて「ジャニーズ叩き」を始めたため、SNS上で「こういう醜いまねをしてるテレビ局が一番の害悪」という視聴者の声まで見受けられた。
世間がそのように思うのも無理はない。ワイドショーや情報番組では、ジャニーズ問題に対するスタンスが定まっておらず、腫れ物を触るように神経を使う体質が抜けきれないようなのだ。ジャニーズ事務所の所属タレント、被害者、ジャニーズファンといった存在にそれぞれ忖度してしまう状況になっている。
10月8日放送の『アッコにおまかせ!』でジャニーズ事務所の件を話題に取り上げた際、木村拓哉がインスタグラムで2日に投稿した内容を紹介した。
木村拓哉と言えば、ジャニーズ事務所が一度目の会見を行った9月7日に「show must go on!」と投稿して話題になった。この言葉は、ジャニー喜多川氏がよくタレントたちに言い聞かせていたという。木村は炎上したこともあって投稿を削除したが、