アメリカ在住のある女性は、かかりつけ医から指摘されるほど気分の落ち込みで悩んでいた。肺の病気で診察を受けていたが、このままでは健康にも影響してしまうと心配した医師は、なんと処方箋に「猫を飼うように」と指示を書いた。女性を長年診察し、信頼関係を築いてきた医師だからこそできた処方で、すぐに猫を飼い始めた女性はあっという間に元気を取り戻したという。米ニュースメディア『WHSV』などが伝えた。
米バージニア州グロットーズに住むロビン・サイプさん(Robin Sipe)はここ数年、肺に問題を抱えており、同州ハリソンバーグにある「センターラ・RMH・メディカル・センター(Sentara RMH Medical Center)」へ通院している。
ところが先月、担当医の1人で呼吸器専門のアール・キング医師(Earl King)がロビンさんを診察した際、彼女がひどく落ち込んでいることに気付いた。「何かあったのですか?」とアール医師が尋ねると、ロビンさんは「大切にしていた飼い猫が亡くなったんです」と涙ながらに打ち明けた。
可愛がっていた猫がいなくなってしまい、ロビンさんはなかなか立ち直れずにいたのだ。もともと肺の病気で通院していたが、これほどまでに落ち込んでしまっては健康にも影響が出てしまう可能性があるとアール医師は懸念した。
気分の落ち込みを改善させるために、薬を処方できたのかもしれない。しかし長年の診察を通じてロビンさんをよく知るアール医師は、特別な処方を思いついた。
その日の診察でアール医師は、