このほどイギリスで、6本の脚を持つ歩行が困難な犬にある女性が車椅子をプレゼントしたという。この女性は最近、飼っていた犬を亡くしたばかりだったそうだ。『Mirror』『Metro』などが伝えている。
英ケント州に住むローレン・サーモンさん(Lauren Salmon、33)は、“ルー”という雌のラブラドール・レトリバーのミックス犬を飼っている。生後3か月になるルーは、今年7月にエセックスのブリーダーから購入した犬だった。
ルーは普通の犬と違って前脚が4本、後ろ脚が2本と計6本の脚を持っていたが、ローレンさんの息子ルーク君(15)がネット上でルーを見つけた時に一目惚れしたという。ローレンさんは「もし自分がルーを買わなかったら、ブリーダーにとって価値のないルーは闘犬賭博でベイトドッグ(闘犬を興奮させるために使われる弱い犬)にされたかもしれません」と話している。
ルーの前脚は4本とも未発達で、痛みは無いようだが歩行が困難な状態だ。そのためルーは時々、後ろ脚で跳ねるようにして移動する。その姿はまるでカンガルーのようだったことから「ルー」と名付けたそうだ。
6本の脚を持つルーとルーク君の友情は度々メディアに取り上げられていたが、そんな記事を見たある女性がこのほどルーのために400ポンド(約51,900円)の車椅子を購入してくれたのだ。その女性はローレンさんとは全く接点の無い人物だった。
実はこの女性、