オビエド市と学区との間で結ばれている学校駐在警察官に関する契約では、障がいを持つ小学5年生以下の児童に手錠を使うことはできないとされていた。さらにオビエド警察の規約にも「12歳未満の子供への手錠の使用は、周囲に危険を及ぼす可能性がない限り認められない」と記されていることが明らかになっており、両親は先月末、連邦裁判所に訴訟を起こした。
両親はこの一件後、次のように怒りをぶちまけた。
「現場にいたヤシラ・モンカダ警察官(Officer Yashira Moncada)には、『あの子が逮捕されなかったのは幸運だった』と告げられた。また同警察官は、帰宅したがっていた息子に対して『家には帰れない。刑務所に行くかい?』と言い放った。」
「モーズリー警察官は、手錠をしたままの息子を持ち上げようとした。そのため息子は酷い痛みに襲われて泣き叫んでいた。」
そして今回の訴訟では「彼らがしたことは不必要で不合理である」と主張し、市や警察官を相手取り約1118万円(7万5000ドル)以上の損害賠償を求めている。
一方で今月5日、警察官のボディカメラの映像が公開されると、次のような様々なコメントが寄せられた。
「教師も警察官も非常に冷静に男児に対応している。男児はすでに手に負えない状態になっており、あのまま放っておいたら危険だったはず。両親は逆に感謝すべき。警察官は良い仕事をしたと思うよ。」
「もし私が教師だったら、親を訴えるわ。」
「あの状況で警察官は何ができるというのだろう。何らかの方法で押さえつけるしかないだろう。もし男児が自閉スペクトラム症などと診断されているのなら、親は男児にあった環境の学校に入学させるべきだったのでは?」
「子供のことで提訴し、損害賠償を求めるなんて…。吐き気がするわ。」
「こんな状況になったら、両親を呼んで連れ帰ってもらうのが一番。教師や警察官がこういった対応で時間を取られるなんて、おかしいと思う。」
「男児が逮捕されなくて良かったよ。手錠をかけるのは本当に最後の手段。」
「どんな状況であっても、障がいを持つ子に手錠をかけることはあってはならないと思う。」
ちなみに学校内で物議を醸したケースと言えば、カナダのオンタリオ州の高校で働くトランジェンダーの教師ケイラ・レミューさん(Kayla Lemieux)であろう。ケイラさんはタイトな服を着用し、巨大な人工乳房を使用して勤務し、保護者からの苦情が殺到したという。
画像は『ClickOrlando 2023年10月6日付「4th-grader handcuffed at Oviedo elementary school during outburst, video shows」』『ABC7 2021年12月27日付「Burlington shooting: LAPD releases bodycam video in fatal shooting of 14-year-old」』『Metro 2022年6月12日付「Police officers filmed repeatedly punching boy, 16, in garden」(Picture: Twitter/@_CarinaWh)』『King Royce Lopez II 2022年9月15日付Twitter「I don’t remember my shop teacher looking like this」』『Sylvain 2020年9月26日付Instagram「Man cave」』のスクリーンショット、『LiveNOW from FOX 2023年10月7日公開 YouTube「4th-grader handcuffed: Bodycam video released, family sues city of Oviedo, FL」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 A.C.)