6月10日、窃盗容疑がかけられた16歳少年の家にやってきた警察官らが数人掛かりで容疑者の少年を激しく殴りつける衝撃の映像がネット上で公開され、大変な物議を醸している。「これが16歳の子どもを拘束する正しい力の使い方なのか?」と批判の声が殺到した。『Metro』などが伝えている。
16歳の少年に暴行を加えたのは、英ロンドン警視庁の警察官であると報道されている。事の始まりは幼い子どもが数人の男に瓶で脅され強盗されたことで、通報を受けた警察官が容疑者を割り出しロンドン南東部アビー・ウッドにある容疑者の家を訪れた。捜査により家の中から盗品が見つかると家にいた16歳の少年はその場から逃げ出そうとしたがすぐに捕まり、同じく16歳のもう1人の少年は複数の警察官に取り囲まれた。
当時の様子を捉えた映像には、フードを被った男性が木の柵で囲まれた容疑者宅の庭を背伸びして覗き込む姿が映っている。この男性は容疑者の友人で、警察官の姿を見たので友人の安否を確認しようとしたところ、女性捜査官が喧嘩腰で近づき両手で男性の体を強く押す様子が映っていた。通行人が2人の間に入ったことで仲裁され、女性捜査官は庭の方へ戻り柵越しに中を覗こうとしている。その柵の中では警察官2人が少年を角に追い詰めて取り囲み、少年を激しく殴りつけている衝撃の様子が映っていた。女性捜査員は外から囲いを無理矢理壊して乗り越えて少年の確保に加わり、