アニメや映画などの登場人物をテーマにした“キャラクターケーキ”を、子供の誕生日や祝い事などに利用する人も多いだろう。ただ完成品が想像したものと違っていたら、しかもちっともかわいくなかったら、子供はどんな反応をするのだろうか。インドネシアのジャワ島では、昨年から“醜いケーキ”なるものが人気という。インドネシアのニュースメディア『Suarajogja.id』などが伝えている。
インドネシアのジャワ島でアーティストとして活躍する2児の母フィトリ・トロピカさん(Fitri Tropica、以下フィトロップさん)は約1年前、プリンセスが大好きな長女サダ・アミナ・ハナラちゃん(Sada Amina Hanara、3)のために、馴染みの店にケーキを注文した。
その店とは2008年、ジャカルタ近郊タンゲランにオープンした「スカール・ワンギ・ケーキ(SekarWangi Cake)」で、美味なのはもちろん、洗練されたクリエイティブなケーキを作ることで知られていた。
フィトロップさんが注文したのは、映画『アナと雪の女王』に登場するエルサのケーキで、ネットで見つけた写真を見せて、こんなお願いをしたという。
「この写真のように、“醜い”エルサにしてもらえませんか?」
フィトロップさんは当時、娘にちょっとばかりいたずらを仕掛けたかったそうで、サダちゃんが見慣れている可愛らしいエルサではなく、わざわざ“醜い”エルサを選んだのであった。
そして完成したケーキが届くと早速、サダちゃんにお披露目し、その時の様子を撮影した。
当時の動画では、笑顔のサダちゃんが『アナと雪の女王』のアナのコスチュームを着用し、