海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】たるんだ皮膚で視界を遮られていた犬、フェイスリフト手術でクリアに見えるように(アイルランド)

チーフを診察し、手術で皮膚の一部を切除することを決めた。

ウッズ医師は「チーフの骨格は通常のバセット・ハウンドと変わりありませんでしたが、重度の上眼瞼下垂症(上まぶたが垂れ下がる)と下眼瞼外反症(下まぶたが外側に反り、眼球や結膜などが乾燥する)を起こしていたせいで瞬きができず、まともに物を見ることができなくなっていました。」

「そこで、耳に近い頸部エリア(首)から多くの皮膚を取り除き、頭蓋骨全体にウォーキング縫合を施してまぶたの後ろの皮膚のハリを高める、フェイスリフトを行いました」と、5時間も掛かった手術について説明した。

担当獣医は犬の首の後ろ部分から皮膚を取り除き、まぶたの上の皮膚が伸びるよう、引っ張るようにして縫合した(画像は『New York Post 2023年9月10日付「My basset hound was having trouble seeing — I took him to get a facelift」(SWNS)』のスクリーンショット)

「非常に長く、難しい手術でしたが、すべて上手くいきました」とウッズ医師はコメントしており、術後3週間が経過した際の検診では、チーフは順調に回復しているという。術後の写真では顔のしわはほぼ無くなり、今まで見えなかった可愛らしいチーフの目が確認できる。

5時間にもわたった大手術は無事に成功し、術後の経過も順調だ。すっかり顔のしわが無くなった犬は、クリアな視界を取り戻した(画像は『New York Post 2023年9月10日付「My basset hound was having trouble seeing — I took him to get a facelift」(SWNS)』のスクリーンショット)

術後は回復のため動物病院へ短期間入院していたチーフだが、今は自宅に戻りトレイシーさんと一緒に過ごしている。トレイシーさんは「最初にウッズ医師に相談したときは、フェイスリフトによる治療が効果的だと言われましたが、チーフがまだ成長期で皮膚が増えてくる可能性があるので、成長が終わるまで待ってからの手術を勧められました。ようやくチーフが3歳になって成長しきったので、手術をお願いしたのです。術後最初の1週間は、予想通りチーフに付きっ切りで世話をしていましたが、手術は大成功で、チーフは順調に回復しています。」

「チーフは視界の問題を抱えながらもハッピーに過ごしていましたが、視界を取り戻したチーフの姿を見ることができて、とても嬉しいです。もちろん、チーフが私たちの姿を見ることができるのも嬉しいことです」と喜びのコメントを残した。

テックインサイト編集部では、チーフの難しい手術を見事に成功させた動物病院「Primrose Hill Veterinary Hospital」から直接話を聞くべく取材を申し込んでいるが、現時点で回答は得られていない。

なお、犬がフェイスリフトを受けたケースは過去にも発生しており、皮膚がたるんで目が開かなくなった犬が、フェイスリフト手術でつぶらな瞳を取り戻したケースが話題を呼んでいた。

画像は『New York Post 2023年9月10日付「My basset hound was having trouble seeing — I took him to get a facelift」(SWNS)』『ASPCA Pet Insurance 「All About Basset Hounds」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

一般的なバセット・ハウンドの姿。バセット・ハウンドは顔の皮膚がたるみやすい特徴を持つが、今回フェイスリフト手術を受けた犬は、度を越えていた(画像は『ASPCA Pet Insurance 「All About Basset Hounds」』のスクリーンショット)

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