アメリカのほぼ真ん中に位置するネブラスカ州では、牛の数が同州の人口の3.5倍と言われるほど牛が多い。そんなネブラスカ州の小さな田舎町で8月30日、助手席に大型の雄牛を載せた乗用車が目撃され話題となっている。ネブラスカ州のテレビ局『News Channel Nebraska』などが伝えた。
8月30日午前10時頃、米ネブラスカ州のノーフォーク警察署は「高速道路275号線を走行中の車の助手席に牛がいる」との通報を受けた。
チャド・レイマン警部(Police Captain Chad Reiman)によると、警察官は当初、「小さな子牛か、車に納まるくらいの大きさだろう」と思ったそうだが、白色の中型車フォード・クラウンビクトリアを見つけて度肝を抜かれたという。
なんと助手席にいたのは、大きな角を持つことで知られるアフリカ原産の“ワトゥシ(Watusi)”と呼ばれる品種の雄牛で、警察官はすぐにその車を停止させた。
当時の動画を見ると、雄牛の体の3分の1以上が車のルーフから上にはみ出しているのが分かり、太くて長い2本の角は横に大きく広がっている。
牛専門のウェブサイト『The Cattle Site』によると、ワトゥシの雄の体重は453~725キロ(1000~1600ポンド)になるそうで、助手席の雄牛の体重は優に500キロは超えていると思われる。そのため助手席のドアやフロントガラスは改造され、