動物園で訓練を受けているとはいえ、ライオンやトラ、クマなどの大型動物が公共の場に現れれば、当然人々は驚くに違いない。カナダの動物園のオーナー2人が今年1月、園内で飼育しているクマをドライブスルーへ連れ出していたが、この件で園が起訴される可能性が出てきたようだ。『CBC.ca』『Metro』『London Evening Standard』などが伝えている。
カナダのアルバータ州イニスフェールにある動物園「Discovery Wildlife Park(ディスカバリー・ワイルドライフパーク)」のオーナー、ダグ・ボスとデビー・ローランドは今年1月、園内で飼育されているアラスカヒグマ“バークレー”(1歳)を車に乗せ、ファストフード店「Dairy Queen(デイリー・クイーン)」のドライブスルーへと連れて行った。
バークレーの誕生日のお祝いとあって、ドライブスルーの受け渡し口から車内にいるバークレーにスプーンですくったアイスを食べさせた。そのシーンを動画に収めて1月14日にFacebookやTwitterに投稿したところ、「市民の安全を考慮していない」と多くの批判が寄せられる結果となった。後にこの動画は削除されたが、オーナー2人はWilelife Act(野生生物保護法)に違反したとして逮捕された。
2人は当初「Dairy Queen」へはオープン時間前に連れて行き、車内のバークレーはずっと鎖に繋がれたままだったことから公共の危害はなかったと主張したが、