スペイン、バレンシア州南方アリカンテ県の牛祭り「Fiestas de Vaca」のイベントで今月中旬、19歳の男性が雄牛に襲われた。男性は命に別状はなかったが、雄牛に角で突かれ、まるでお手玉のように宙を舞う姿はカメラが捉えており、SNSで拡散すると注目された。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。
アリカンテ県カスタリャ(Castalla)で今月12~16日、カトリック教会の聖人として有名な聖ロクス(San Roque、1295年~1327年)に敬意を表した牛祭りが開催された。
この祭りのハイライトはなんといっても“牛追い”で、通りに放たれた牛が集団になって走る人々を追いかける。スペインでは毎年、各地で開催されるイベントだが、角に突かれて死傷者が出るなど過激なことでも知られている。
今回カメラが捉えたのは、牛追いに参加した19歳の男性が雄牛に襲われる様子で、SNSでシェアされると衝撃が広がった。
動画では、市内の狭い通りを人々が集団で走ってくるのが見て取れ、後ろから雄牛が追いかける。すると黒いTシャツを着た男性が足を滑らせて転倒し、ちょうど後ろからやってきた雄牛に頭突きされてしまう。
その後、男性は通りの端に追いやられ、建物の壁のそばで雄牛に突き上げられており、