ロデオ競技の最中に、暴れる雄牛から息子が振り落とされた姿を見た父親は、体を張って息子を守った。当時の様子を捉えた動画はSNSでシェアされ、大きな反響を呼んで拡散した。心に迫るニュースを『New York Post』などが伝えている。
米テキサス州ベル郡ベルトンにあるベル郡エクスポセンター(Bell County Expo Center)で2月12日、「ブルライディング」のイベントが行われた。ブルライディングとはロデオ競技の一つで、ライダーが片手を上げながら暴れる雄牛に8秒間乗り、ライディング技術や雄牛の暴れ具合によって点数が付けられる。
18歳のコーディ・フックスさん(Cody Hooks)も競技に参加した一人で、ゲートから登場して3秒後、後ろ足を大きく跳ね上げた雄牛から落下しそのまま意識を失った。
当時の様子を捉えた動画では、ライダーを失った雄牛が興奮したままアリーナをグルグルと回転しており、牛の気を引く仕事をする“ブルファイター(bullfighter)”に襲いかかるのが見て取れる。
そして約10秒後、倒れたままのコーディさんのそばには父ランディスさん(Landis)が駆けつけ、雄牛に目をやりながら息子の様子をチェックしている。しかし勢いが止まらない雄牛は、親子のすぐそばまでやってくると攻撃態勢に入った。
その直後、