家族はこのように語った。
「アーサーだけでなく、ほかの小さな子供たちも石灰で遊んだことがある。石灰の危険性については全く認識していなかった。」
ちなみに石灰は、作物の生育に必要な栄養分を補給したり、アルカリ分を多く含むため酸性化した土壌を中和させたりする役割があり、一家は農園に撒くために道路脇に大量に積んでいたようだ。
サンパウロの技術革新研究所「Institute for Technological Research」によると、石灰は乾燥した清潔な場所に密閉包装された状態で保管することが大切で、大量に吸引したり、風による飛散などで長時間晒されると、目や皮膚、呼吸器系に問題が生じたり、がんを発症することもあるという。
アーサー君の葬儀は翌日に行われ、遺体はすでに埋葬されているが、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「石灰の危険性については、私も知らなかった。」
「あれだけの量の石灰を取り扱っているのに、危険性を知らないなんて信じられない。」
「有害な石灰の中で遊ばせて写真まで撮っていたなんて! 無責任すぎる。」
「取り扱いに関する規制はないの?」
「まだ7歳なのに。かわいそうに。」
「安らかに。」
なお2021年にはルーマニアで、7歳から9歳の3姉妹がシラミ駆除後に死亡した。駆除をしたのは母親で、人間には有害な羊用の寄生虫駆除剤を希釈せず、閉め切った部屋で塗布したという。
画像は『The Sun 2023年8月8日付「TOXIC DUST Heartbreaking final photo shows boy, 7, sitting in pile of building material that poisoned him to death moments later」(Credit: Newsflash)(Credit: Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)