今年で105歳を迎えたイギリス在住の女性は、生まれてから現在まで引っ越しをせず、同じ家に住み続けている。76歳の息子と暮らしている女性は、105歳と高齢ながらも毎日活発に過ごしており、「生涯この家に住み続けるつもりです」と話しているそうだ。英ニュースメディア『Metro』などが伝えた。
エルシー・オルコックさん(Elsie Allcock)は1918年、5人きょうだいの末っ子として、英ノッティンガムシャー州ハスウェイトにある家で誕生した。その後、エルシーさんは14歳の時に母親を亡くし、70代だった父親の面倒を見るため、エルシーさんは実家に残ることになった。
父親の世話をしながら正規の仕事を見つけるのは難しく、エルシーさんは近所の家の掃除などをしてお小遣い程度の額を稼ぎ、家族や家の世話に専念してきた。それでも人生の伴侶を見つけて結婚し、1957年に夫であるマークさん(Mark)と一緒に250ポンド(約4万5300円)でこの家を購入した。
幸せな生活を送っていたが、今から約30年前にマークさんが病気になり、離婚したばかりだった息子のレイモンドさん(Raymond、76)が闘病生活を支えるため、再びこの家で一緒に暮らすことになった。エルシーさんとレイモンドさんは献身的にマークさんを看病したが、