海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】ケシ畑に棲みつき根こそぎ食べ尽くす白鳥「中毒症状で飛べなくなっている」と農家は苦悩(スロバキア)<動画あり>

今年2月以来、スロバキアのあるケシ畑に白鳥の群れが棲みついており、ケシを食い尽くす白鳥たちに農家は頭を抱えている。農家の話では、栽培されているケシは種を除いてすべての部分に毒性があるという。白鳥たちはケシを過剰摂取して中毒症状に陥っており、飛ぶことができず、すでに数十羽が死んでいるそうだ。バルト三国のニュースメディア『Baltics News』などが伝えた。

スロバキアでは、ケシの実(ポピーシード)がお菓子の材料などに頻繁に使用されるため、ケシの実の生産国として知られている。ケシの実はケシ科の植物の花の種子で、日本では発芽を防ぐため熱処理されたものが七味唐辛子に入れられたり、あんパンの上にトッピングされている。

食用のケシの実をスロバキア南西部コマールノで長年栽培しているバリンツ・パムさん(Balints Pam)の畑では、手間暇かけて育ててきたケシが鮮やかな花を咲かせ、まもなくケシの実の収穫の時期を迎えるところだ。そんな中、白鳥の群れがエサを求めてバリンツさんのケシ畑に舞い降りた。

バリンツさんは「白鳥の数は徐々に増えてきています。約200羽はいますね」と現状を話しており、大量の白鳥たちは食欲を満たすために、バリンツさんの大切なケシを花から根っこまで食べ尽くしているのだ。

通常、渡り鳥である白鳥は春になるとエサを求めて移動し、菜の花などの葉物を好んで食べるそうだ。しかし今年は白鳥がやってきたタイミングで大雨が降り、

1 2