「アンドリュー・ゲン(Andrew Gn)」によるカスタムメイドのコートドレスだ。鮮やかなエメラルドグリーンのドレスはノーカラーで、胸とフロント部分には大きくて煌びやかなボタンが付いている。
皇太子妃はアイリッシュガーズの大佐に就任したことから、アイルランドを象徴するグリーンの色を選んだとみられ、左胸には同国の国花である“シャムロック(三つ葉のクローバー)”を象ったゴールドのブローチが輝いていた。
ブローチは「カルティエ」によるもので、皇太子妃は今年3月の「セント・パトリックス・デー」でアイリッシュガーズのパレードに出席した際にも着用していた。
ドレスと同色の帽子は「フィリップ・トレイシー」によるものだ。つばが広く、濃いグリーンのリボンが付いている。そして耳には、生前のダイアナ妃が愛用したサファイアのドロップイヤリングを着けていた。ダイヤモンドで囲んだ大きなサファイアを2石繋げた、豪華なデザインだ。
皇太子妃は、昨年6月に開催されたエリザベス女王の公式誕生日祝賀祭「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席した際、このイヤリングを初めて着用する姿が目撃された。
チャールズ国王の公式誕生日祝賀祭では、1400人以上の将校と兵士、200頭の王室師団の馬、400人の陸軍音楽隊などがホース・ガーズ・パレードに集まり、毎年恒例の馬術やファンファーレなどを披露した。
儀式が終わると再びパレードが行われ、チャールズ国王をはじめとする王室メンバーがバッキンガム宮殿へと戻った。そして王室メンバーがバルコニーに勢揃いすると、宮殿前に集まった王室ファンから大きな歓声が沸き上がった。
この後、王室メンバーは、英空軍による祝賀飛行“フライパスト”が宮殿の上空を通過するのを見守っていた。
画像2~4枚目は『The Royal Family 2023年6月17日付Instagram「The King has taken the Salute at Trooping the Colour for the first time as Sovereign.」「A spectacular flypast of 70 aircraft from @royalnavy, @britisharmy and @royalairforceuk!」、2022年6月2日付Instagram「Thank you for a wonderful first day of the #PlatinumJubilee Celebration Weekend!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)