イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】ヘンリー王子、英紙を盗聴疑惑で提訴したのは「メーガンを守るため」と証言

「私と妻に向けられた、絶対的な侵入と憎悪に歯止めをかけるため、組織(王室)のやり方に頼るのではなく、別の方法を見つけることができないかという話し合いがあった」と説明した。

ヘンリー王子がメディアへの不信感を抱いたのは、最初の恋人で2004年から2011年まで交際したチェルシー・デービーさんに関する記事を読んだ時だったという。その記事は、王子が男友達とストリップクラブを訪れた際、ダンサーが膝の上に座り腰を振る“ラップダンス”のサービスを受け、それを知ったチェルシーさんが激怒したという内容だった。

王子の証人陳述書によると、当時の王子はチェルシーさんに電話をかけ「ラップダンスのサービスを受けていない」と説明し、彼女は怒らなかったそうだ。そのため王子は、記者が彼らの電話記録にアクセスした結果、「いくつかの会話を組み合わせて記事を作ったのでは」と考えたという。

チェルシーさんはジンバブエ出身で、英国で寄宿生活を送っていた頃に王子と知り合い、交際に発展した。証人陳述書には「私達が交際していた期間の大半は、遠距離の関係にあった。チェルシーと私はしばしば異なる国に住んでおり、電話でのコミュニケーションに頼っていた」と記され、2人が破局することになったのは「タブロイド紙の詮索好きな目」によるものだったと非難した。

王子は法廷で、過去にチェルシーさんの車から追跡装置を発見したと証言しており、また王子が2009年にタレントの故キャロライン・フラックとディナーをともにしたことをパパラッチがどうやって知ったのかについても疑問を呈した。

8日には『Daily Mirror』の元王室担当編集者であるジェーン・カー氏が証言席に立ち、ヘンリー王子の弁護士から反対尋問を受けた。裁判で取り上げられた33本の記事のうち、10本はカー氏によって書かれたものだった。しかし同氏は、そのうち4本の記事の情報源について「思い出せない」と証言した。この日は、ヘンリー王子とともに同社を提訴している女優ニッキー・サンダーソンも証言席に立った。

ヘンリー王子への反対尋問は2日間で終了し、彼が再び出廷する予定はない。今後の裁判では、証人の証言や最終弁論などが行われ、2週間以上にわたって続けられる。その後、ティモシー・ファンコート判事が原告団側とMGN側のどちらが真実を述べているかを判断することになり、判決は今年後半に下される見通しだ。

画像は『The Prince and Princess of Wales 2018年5月22日付Instagram「The Duke and Duchess of Sussex attended their first engagement as a married couple today」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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