米フロリダ州のエバーグレーズ国立公園で今月23日、船釣りを楽しんでいた男性がオオメジロザメに襲われた。当時の様子はカメラが捉えており、和やかな雰囲気が一瞬にしてパニックと化す恐怖の瞬間が収められていた。フロリダ州のニュースメディア『Miami Herald』などが伝えた。
フロリダ州にあるエバーグレーズ国立公園南端のフロリダ湾内で23日午前10時20分前、ニック・エラジェンさん(Nick Elarjan)がオオメジロザメに襲われた。
ニックさんはスヌークという魚を逃がした後、船縁から身を乗り出して手を洗っていたそうで、サメに襲われる一部始終はカメラが捉えていた。
動画では、ニックさんが仲間と話しながら膝を曲げ、前かがみになって両手を洗うのが見て取れる。ニックさんの隣では、別の男性が釣り糸を垂れており、リラックスした雰囲気が漂っている。
ところがニックさんがもう一度手を洗おうと左手を水中に入れ、次に右手を入れた瞬間、サメが飛び出して右手に噛みつき、そのまま水中へと引きずり込んだ。
ニックさんは「あああ~」と叫び、船に体をぶつけながら転落するが、すぐさま水上に頭を出している。そして仲間の「引き上げろ!」という叫び声が響く中、凄まじい勢いで船内に引っ張り上げられた。
船はその後、ドックへと引き返し、