動物愛護家などから「動物虐待だ」と連絡を受けた警察がすぐさま調査に乗り出した。
翌日には、建設機器サプライヤー「PT Jaya Mimika Lestari、以下JML」に勤める3人の容疑者が特定され、犬を投げ入れたのはデディ(Dedy)とロサディ(Rosady)で、動画を撮影していたのはジオ(Gio)であることが明らかにされた。
3人は犬を捕まえ、わざわざトラックに載せてJMLの敷地内にある川岸まで運んでいたようで、警察の調べに対し「食べ物をよく盗まれ、頭に来た」と話したそうだ。
3人は動物愛護法違反などで起訴されており、罪が確定すれば最長で9か月の懲役が科せられる。しかしながらインドネシアの法律では、公判前の勾留ができるのは懲役刑が5年以上の容疑者に限られているため、3人の逮捕には至っていないという。
ちなみにJMLの本部長ジャメル・W氏(Djamal W)によると、3人はあるプロジェクトのために雇用した契約社員で、給水車やウインチ付きのトラック、クレーン車などの重機の運転をしていたという。
同氏は「動画の中で3人は会社のつなぎを着用しているが、勤務時間外だった。動画が拡散したことで、3人の行為を初めて知った」と述べ、非常識な3人の行いについて改めて謝罪した。そのうえで「これは会社の名誉を傷つける行為であり、到底容認できるものではない」と憤りを露わにし、3人との契約を打ち切ったことを明かした。
画像は『Animals Hope Shelter 2023年6月16日付Instagram「PELAKU SUDAH NYAI KANTONGIN」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)