ぬいぐるみを口に咥え、雨の中をさまよい歩く1頭のジャーマン・シェパードが、米デトロイト市にて目撃された。この犬は飼い主の死後に誰からも保護してもらえず、数か月も路上生活を続けていた。現在は動物保護団体に保護され、新しい家族が見つかるまで優しいボランティアの家で過ごしていると、米ニュースメディア『FOX 2 Detroit』などが伝えた。
4月30日、雨の中をぬいぐるみとともに悲しそうに歩く、1頭のジャーマン・シェパードの写真がFacebookに投稿され、大きな話題を呼んだ。この写真を目にした複数の動物保護団体が協力してこの犬を保護することになり、5月2日午前10時半から捜索を開始したが、なかなか犬の姿を見つけることができなかった。
近所の人に聞き込みを行うと、この犬はメスであるものの、男性名である“ニコラス(Nicholas)”と呼ばれていることが分かった。数か月前に飼い主が亡くなってしまい、近所の人にエサをもらいながら路上生活を続けているという。時間は掛かったもののようやく翌日に迷子ペットの里親探しを行う団体「South Lyon Murphy Lost Animal Recovery」がニコラスを見つけ、保護することができた。
ニコラスは名前を改め、女性名である“ニッキー(Nikki)”と名付けられると、その日の夜に別の動物保護団体「Almost Home Animal Rescue」に引き渡された。それから動物病院へ運ばれて獣医の診察を受けると、