運転席にいた女性は笑顔を見せており、パニックにならず落ち着いていました。焦って車を降りようとする様子もなかったので、何が起きたのか理解するのに少し時間がかかりましたね」と当時を回想した。
クリスティさんによると当時は雨が降っており、視界が悪いせいで陸と海の境界が分かりにくく、しかもカーナビの案内に従っていたため、目の前の海に気付かず直進してしまった可能性が考えられている。
今回の事故を目撃したトニー・パーマンさん(Tony Perman)は、自身の車に乗ってスロープから船を引き上げる準備をしていたときに、今回の車がやって来るのが見えたという。海へ真っすぐ進む車を見たトニーさんは、「『ナビは間違っているぞ!』と叫んで教えようとしましたが、間に合いませんでした」と話しており、海に飛び込んで他の人々と一緒に救出へ向かった。
地元のツアー会社で働くロナルド・ジョーデンさん(Ronald Jourden)は、「ブレーキの音は聞こえませんでした。運転していた女性は止まろうとすることもなく海に入り、浮いていましたね」と話している。
クリスティさんが撮影した動画はネット上で拡散されており、「どうしたらこんなことになるんだ?」「カーナビのスイッチを入れても、脳のスイッチを切ってはいけないよ」「もし港を目的地として入力していたのなら、間違いではないね」「古いカーナビを使っていたのかも」「サングラスのせいで海が見えなかったのかな?」など驚きや冗談を交えたコメントが寄せられた。
事故の処理が終わったあと、車に乗っていた2人と話したというトニーさんは「グーグルマップもカーナビも信じてはいけません。自分の目を使って確認しなさい」と忠告している。
Two tourists in Hawaii mistakenly followed a GPS route straight into a harbor, and remained stuck while water poured in their car — until a sailboat crew rescued them. pic.twitter.com/g7QG0VNcRE
— CBS News (@CBSNews) May 3, 2023
画像は『New York Post 2023年5月3日付「Tourists follow GPS directions straight into sea: ‘One expensive vacation’」(Christie Hutchinson via Storyful)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)