「そうですね。忙しくなりそうです。私達はほぼ準備が整いました。だけど私はいまだに、事前にしっかりと準備をしなくてはと感じているんですよ」と答えた。
夫妻はその後、ソーホー地区の最寄り駅であるトッテナム・コート・ロード駅で列車を降り、目的地であるパブ「Dog & Duck」に向かった。その際、周囲に集まった人々から歓声が上がり、夫妻は笑顔で手を振っていたという。
夫妻が訪れた「Dog & Duck」は、英国内に複数のパブを所有する「ニコルソンズ」グループのひとつであり、今年で創業150周年を迎える。戴冠式の週末には、祝賀イベントが多数開催される予定だ。
パブを訪れた夫妻は、サイダー(リンゴ酒)が注がれたパイントグラスを前にスタッフとの談話を楽しんだ。この後には皇太子がカウンターの中に入り、ニコルソンズが戴冠式のために醸造した特別ビール「キングメーカー・ペールエール」の最初の1杯をグラスに注いだ。
夫妻はパブを出ると、周囲に集まった群衆と対話するなどして交流した。この日、キャサリン皇太子妃は白いドレスの上に真っ赤なロングコートを羽織っており、人々の写真撮影に笑顔で応じていたという。
この前日には、ウィリアム皇太子夫妻がジョージ王子(9)、シャーロット王女(8)、ルイ王子(5)の3人の子供達を伴い、ウェストミンスター寺院で行われた戴冠式のリハーサルに参加する姿が目撃された。
なお戴冠式の前日となる5日の夕刻には、バッキンガム宮殿でチャールズ国王主催のレセプションが開催され、ウィリアム皇太子夫妻も出席する予定だ。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年5月4日付Instagram「Saying a big thank you to the transport and hospitality workers who will be working so hard across the #Coronation weekend」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)