最悪の場合は死亡する。ただし嚢虫はやがて死滅してしまうため、成虫になることはないようだ。
ソウザ医師は、写真の患者について「嚢虫症の中でもかなり酷い症例」と述べたうえで、「白い点は嚢虫が死んで石灰化したもので、患者の健康に脅威を与えるものではなく、患者が不快でなければ問題はありません」と説明した。
なおこの投稿への反響はあまりにも大きく、ソウザ医師は写真を削除してしまったが、別のユーザーがSNSでシェアするなどして拡散し、次のようなコメントが寄せられた。
「これは怖い。」
「野菜はちゃんと洗わないとね。」
「ぞっとする。」
「見なければ良かった。」
「ここまで酷くなるのにどのくらいの時間がかかるのだろう。」
「本当に問題ないの?」
「私の咳も寄生虫が原因かしら。」
「この辺のレストランでは生野菜は大丈夫なのかな?」
「脳に寄生しなくて良かったね。」
嚢虫症の感染予防には、野菜などをよく洗い、手洗いを徹底するなど衛生面での配慮が大切で、万が一感染し、虫体が死滅していない場合には、患者の症状によって駆除薬、ステロイド、てんかん薬などを使用するという。
ちなみに過去には、米マサチューセッツ州ボストンに住む38歳の男性の脳から寄生虫が発見され、「神経囊虫症」と診断されていた。男性には激しいけいれん発作や意味不明の言葉を発するなどの症状があったという。
画像2枚目は『O GLOBO 2023年4月19日付「Raio X de paciente cheio de ovos de tênia pelo corpo viraliza; entenda o que é a cisticercose」(Foto:Reprodução/ Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)