米フロリダ州南部の湿地帯「エバーグレーズ国立公園」で先月29日、ワニ(アリゲーター)が巨大なビルマニシキヘビを捕食する光景が捉えられた。カメラを構えた女性はワニから約3メートルの位置から撮影、迫力ある映像に注目が集まった。米ニュースメディア『Fox News』などが伝えた。
フロリダ半島南端に位置し、1979年にユネスコの世界遺産に登録された「エバーグレーズ国立公園」は、四国の約1.5倍という広大な湿地に希少な動物たちが多数生息している。
フロリダ州に約130万頭生息すると言われるワニもその一つで、繁殖期にあたるこの時期はより攻撃的になり、活発に活動する。
先月29日午後のこと、同公園を訪れていたカティーナ・ボイチューさん(Katina Boychew)は、ワニが巨大なビルマニシキヘビを捕食する姿の撮影に成功、Instagramに投稿して注目された。
カティーナさんは当時のことを「私がワニに気付いた時、すでにヘビをくわえていたの。死んだ個体をね。だからワニがどうやってヘビを仕留めたのかは分からない」と明かしている。ただワニの口から突き出たヘビの長さはワニの体長とほぼ同じで、かなり大きな個体であったのは間違いない。
動画では、ワニが顎を上げてヘビを少しずつ飲み込んでいくが、その合間に何度もヘビを振り回し、