昨年11月、アメリカにて保護された野良猫の里親募集が始まると、あまりにも悲しそうな表情をする猫の写真に世界中から希望者が殺到した。優しい飼い主に引き取られ新しい生活を始めた猫は、保護当初とは比べものにならないほど生き生きとした表情を見せるようになった。飼い主はSNSで猫の写真や動画を投稿してファンを魅了しながら、他の保護猫の里親探しに貢献しているという。動物専門ネットメディア『The Dodo』などが伝えている。
昨年11月、米ニュージャージー州で野良猫として過ごしていた“フィッシュトファー(Fishtopher、5)”は、同州グロスター・タウンシップにあるアニマルシェルター「Homeward Bound Pet Adoption Center」に保護された。その後、里親を探すためウェブサイトに掲載する写真を撮影したのだが、フィッシュトファーは体を小さく丸めて上目遣いで悲しそうな表情しか見せなかった。あまりにも悲しげな顔のこの写真が注目を集めたことで里親希望者が殺到し、すぐに新しい飼い主が決まった。
新しい飼い主となったローラ・フォルツさん(Laura Folts)とタナー・キャラハンさん(Tanner Callahan)は、シェルターでは誰かと一緒でないとエサを口にしないほど寂しがり屋だったフィッシュトファーにハグやキスをし、たくさんの愛情を込めて可愛がった。その結果、フィッシュトファーの耳はピンと立ち、好奇心で目がキラキラと輝く明るい表情へ大きく変化した。
家でのフィッシュトファーの様子について、