この日ブライアンはモーニングスーツを着て正装し、妻で女優のアニタ・ドブソンを伴ってバッキンガム宮殿を訪れたという。
授与式が始まると、チャールズ国王の前でブライアンがひざまずき、国王から両肩に剣を当てられるという伝統的な儀式を行った。勲章を授与された後、国王とブライアンはしばらくの間会話を楽しんだ。
この後ブライアンは英『PA通信』の取材に応じ、勲章を授与されたことの喜びについて、「とても幸せで、満面の笑みを浮かべているよ。特に、国王から授与されたことに大きな意味があるんだ」と述べ、国王との関係についてこのように明かした。
「僕と国王は長年にわたり、頻繁に連絡を取り合ってきた仲なんだ。年齢が近いこともあり、彼に対する思い入れも強い。素敵なひと時だったよ。」
ブライアンは1947年7月生まれでチャールズ国王は1948年11月生まれと、年齢は1歳違うだけだ。そんな2人が儀式後に会話をした際、健康に関する話題が持ち上がったという。
ブライアンはその時の内容について、「僕達は、ほぼ同い年だということについて話し合っていたんだ。すると彼は、儀式で僕がひざまずいた時に、膝が耐えられるかと心配していたと言うんだ。それで僕は『ギリギリのところでした』と答えたよ」と明かした。
そして最後には、名誉ある勲章を授与された感激の気持ちを、次のように表現している。
「この栄誉を受け取ることは、学校で金星をもらった時のような、承認された気分になるんだと思う。例えば何かをやり遂げて、自分が何を達成したのかを分かっているとする。そんな時にトップから承認印をもらえたら、もの凄く良い気分だし、とても特別なことなんだ。」
画像は『Brian Harold May 2023年3月14日付Instagram「No words !」』『The Royal Family 2023年3月14日付Instagram「Musicians Brian May and YolanDa Brown congratulate each other after receiving their honours from The King during an Investiture at Buckingham Palace.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)