英ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイ(73)が大雨によって浸水したロンドンの自宅地下室の動画を公開した。ブライアンは子供時代の写真の多くが台無しになったと言い、「過去が消されてしまったようだ」と怒りを表している。
ロンドンでは現地時間12日夕刻から集中豪雨が発生、一部の地域ではわずか1日で1か月分の降雨量を記録し、鉄砲水に見舞われた。道路では車への冠水が相次ぎ、多くの住民が自宅から避難。鉄道や地下鉄の駅の閉鎖や列車の運行停止といった大混乱を引き起こした。
大雨の翌日となった13日、ブライアン・メイはケンジントン地区にある自宅が浸水被害に遭ったことを自身のInstagramで報告した。
ブライアンが公開したのは、浸水した自宅の地下室を映した動画だ。階段を下りて地下室にあるいくつかの部屋に入ると、すべての床やカーペットが泥まみれになっている。
そして次の動画では、ブライアンのものとみられるモノクロームやセピア色の写真が床一面に並べられていた。
投稿には「ロイヤル・ホロウェイカレッジでの楽しい一日の後、帰宅すると僕の自宅は恐怖に包まれていたんだ」と記して、浸水被害の様子をこう伝えた。
「下の階全体が下水の氾濫で浸水し、カーペットやラグ、僕らにとって大切なものが悪臭を放つヘドロに覆われてしまった。なんてひどいことなんだろう、本当に胸が張り裂けそうだ。まるで侵略され冒涜されたように感じる。」
その後ブライアンは、妻アニタさんが地下室の床に一生分の思い出の品を置いていたが、それらのほとんどが水浸しになり台無しになってしまったことを明かした。
皮肉なことに、数か月前には自宅スタジオが山火事による危機に迫られたため、