東ケープ州保健省はこのようなことが起きた詳しい状況については公表していない。「苦情を受け、同省は患者とNGOに対し、事件の全容を把握するとともに、患者と関係者に必要なすべてのサポートを提供することを約束することにより、迅速に対応しました」と保健省は明かしている。同省によると、患者と付き添ったNGO職員の双方に心理社会的サポートが提供され、問題の看護師は調査が終了するまで産科病棟と保健センターの仕事を外されるそうだ。
この事件が公表されると、ジェンダー活動家たちは男性看護師の行動に怒りの声をあげた。同州の団体「マシマニャネ・女性の権利インターナショナル(Masimanyane Women’s Rights International)」のソーシャルワーカー、アネリサ・ジェジレさん(Anelisa Jezile)は「若い女性が、無知な看護師のせいで公的医療施設に行きたくなくなるような事態を防ぐために、保健省は徹底的な調査を行い、この問題に迅速に対処するべきです」と語った。
東ケープ州保健省も「今回の行為は許されるものではない」として、疑惑が事実であると証明されれば男性看護師に対して適切な懲戒処分が下されると発表し、「保健省の管轄施設で働く看護師は、常に思いやりのあるケアを施すことを期待されているが、患者が最も弱い立場にある時には特にそうするべきだ」と述べている。
画像は『IOL 2023年3月3日付「Nurse facing misconduct charges for allegedly ‘shaming’ a patient」(Picture:Armand Hough/African News Agency (ANA))』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)