試験前の緊張が重なったせいかマニッシュさんはその場で失神し、床に崩れ落ちてしまった。すぐに学校関係者によって彼は同州の「サダー病院」に搬送されたという。のちにインドのテレビ局のインタビューに応じたマニッシュさんの父親サッチダーナンド・プラサードさん(Sacchidanand Prasad)は「息子は病院で数時間後に意識を取り戻した」と明かした。
しかしながらマニッシュさんはショックから発熱を伴い、翌日も試験を受けることができなかったそうだ。そんなマニッシュさんは地元メディアの取材陣から「なぜ失神してしまったのか?」と質問されるも、内気な性格なのか一言も返すことができなかったという。
家族は今回の件について、「ビハール州学校試験委員会」が誤ってマニッシュさんを女性として登録し、女性専用の試験会場を割り当てたと同委員会を非難した。一方で同委員会では「マニッシュさんが登録用紙に女性と誤記した可能性がある」と主張している。
また同委員会の会長であるシャシ・ブーシャン・プラサード氏(Shashi Bhushan Prasad)は「受験カードの性別に誤りがあった場合、訂正するまでに20日間もの期間がありました。今回の件は完全に、少年もしくはその家族、あるいは学校側のいずれかの(確認不足の)不注意によるものです」と述べており、互いの主張は平行線を辿っている。
画像は『Dhaka Tribune 2023年2月3日付「India student faints after finding himself alone with 500 girls in exam hall」(Collected)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)