対応した医師たちは困惑した。
それでもヒンソ医師は原因を探るために、男性に最近の生活状況を尋ねてみた。すると男性は「最近新しいジーンズを購入し、常にアルコール消毒剤を手にスプレーしていた」と明かした。どうやら男性はアルコール消毒剤をスプレーした手をいつもジーンズで拭いていたようで、そのためジーンズの青い染料が色移りして手が青くなってしまったのだ。この診断結果に男性もさぞかし安堵したと思われる。ヒンソ医師は、投稿の最後に冷や汗付きのスマイルマークをつけて「みなさん救急外来に行く前には手をきれいに洗いましょう」と綴っていた。ヒンソ医師の投稿は多くの人に笑いをもたらしたようでこのような声が届いた。
「診断結果は“安いジーンズのせい”だったのね。」
「投稿を最後まで読まなくても原因は分かってたわ。だって私も12歳の時に同じような状態で病院に行った事があるんですもの(笑)」
「同じ事が私の息子にもあったわ。2、3歳の時に彼は黄色くなってしまい腎臓に問題があると思ったんだけど、原因はニンジンジュースでした。」
原因が判明したあとに男性が病院で手を洗うと、ジーンズの青い染料が洗い流されて手は普通の肌色に戻ったという。今回の男性のように勘違いによって救急外来に慌てて駆け込む人は彼だけではない。2021年2月に、イギリスで8歳息子の耳から出てきたひも状の物体に「脳を食べる虫」と勘違いした母親が、慌てて息子を連れて救急外来を訪れるも、拍子抜けするような診断結果に苦笑いするしかなかったようだ。
画像は『Ale Ginzo_MD 2023年2月15日付Twitter「Paciente joven acude por coloración azulada de manos,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)