イギリス在住のある女性が、愛猫に避妊手術を受けさせるため獣医のもとを訪れると「呼吸がおかしい」と指摘を受けた。不安になった女性は数か月にわたって通院し愛猫を専門の獣医に診せ、詳しい検査を行ってもらうことにした。検査費用は約7000ポンド(約110万円)と高額になったが、最終的に健康上の問題はなく「ちょっと変わった性格なだけ」と予想外の診断が告げられた。女性は安堵したものの、まさかの診断結果に苦笑いしたという。英メディア『The Mirror』などが伝えている。
英グレーター・マンチェスターのサルフォードに住むアビゲイル・レイカーさん(Abigail Laker、23)は、昨年から黒猫の“ムース(Moose)”を飼い始めた。初めて会った時に「一目惚れだった」というアビゲイルさんは、そんなムースに避妊手術を受けさせるため地元の動物病院を訪れた。
すると手術前の診察を行った担当獣医から、ムースの呼吸ペースが通常よりも速いことを指摘された。健康上の問題があると麻酔をかけての避妊手術はリスクとなるため、担当獣医は「原因を調べる必要がある」とアビゲイルさんに告げたそうだ。
猫や犬も飼ったことがあるアビゲイルさんは「犬は“ハアハア”と息をするので、ムースの呼吸について気になっていませんでした。獣医から普段どれくらいの頻度でこのような呼吸をするのか記録を取るように指示を受けたことで、ムースがこの呼吸を何度もしていることに気がつきました」と話している。
健康な猫は1分間に20~30回ほど呼吸をするが、