地元の診療所で診てもらった。対応した医師は患部を消毒した後、「たいしたことはない。傷口がふさがるまで毎日消毒をするように」とだけ告げたそうだ。ところが怪我をしてから6日経った先月29日のこと、故郷から東莞市に戻って来た男性は頭の傷口から腐ったような悪臭がすることに気づいた。
男性は感染症に罹ったのではないかと心配になり、慌てて救急病院を受診したところ、診察した医師から「白い異物がある」と言われたそうだ。そして傷口からは2つの“白い異物”が取り除かれ、それは人間の歯であることが判明した。医師から歯を見せられた男性は、すぐにバスケットボールで対戦した相手の歯だと気づいた。
傷口から人の歯が出てきたことで困惑する医師に、男性は歯が刺さっていた理由を説明したそうだ。この男性の奇妙な怪我の話が中国のSNSで話題になると、このような声があがった。
「みんなでさがしていた歯が彼の頭にあったなんて!」
「地方の医師の能力がいかに低いかわかっちゃったね。」
「その、なんて言っていいかわからないけど、ちょっと面白いと思っちゃった。」
最終的に男性の傷は医師によって消毒され、4針ほど縫合して治療が済んだようだ。
ちなみに中国では、2020年6月にも同様のケースがあった。6歳女児の鼻の中から1本の歯が見つかったが、実は3年前に女児は転倒して顔を強打しており、その際に歯が鼻腔内に押し込まれてしまったようで、女児の対応をした医師らはかなり驚いたという。
画像は『星島日報 2023年2月1日付「廣東男打完籃球6天後頭頂有腐臭味 就診頭皮竟發現2顆牙」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)