昨年10月、イギリスで暮らすある女性が男児を出産した。女性は出産直後からひどい頭痛に悩まされるようになり、1週間後には耐え難い痛みに襲われたため病院に運ばれたという。そして詳しい検査を受けたところ、7センチの脳腫瘍が見つかった。医師によると妊娠によるホルモンが腫瘍の成長を促したとのことで、女性は「もし妊娠していなかったら腫瘍の発見が遅れていたかも知れない」と話している。英メディア『The Mirror』『The Sun』などが伝えた。
英チェシャー州コングルトンで暮らすアビ・ネイラーさん(Abi Naylor、28)は昨年10月、長男のローマン君(Roman)を出産した直後から頭痛に悩まされるようになった。
出産から1週間後、耐え難い痛みに襲われたアビさんはマックルズフィールド・ディストリクト総合病院の救急外来に運ばれた。そして詳しい検査を受けたところ、7センチの脳腫瘍が見つかったという。
医師から「神経損傷を引き起こす寸前で緊急手術が必要です」と告げられたアビさんは当時の状況をこのように振り返った。
「腫瘍がいつできたのか、どのように成長していたのかはわかりません。医師によると妊娠によるホルモンと陣痛のストレスが腫瘍の成長を促したそうで、これ以上放置すれば手術不能になり、運動能力と顔の筋肉に永久的な問題を引き起こす可能性があると告げられました。もし妊娠していなかったら腫瘍は長期にわたって成長し続け、もっと大きなダメージを受けていたかもしれません。息子が私の命を救ってくれたのです。」
実はこれが2度目の妊娠だったというアビさん。彼女が最初に妊娠したのは2021年のことだったが、残念なことに妊娠14週目で流産したそうだ。
当時の心境について「私と夫のロス(Ross、28)は心を痛めていて、また赤ちゃんを授かろうと思えるまでに時間が必要でした。でも前向きな気持ちで新年を迎えようと思ったんです」と明かしたアビさんは、